開講以来、2か月になる。順調に?授業も進み今週で第3課を終了したところだ。
ところがこの時期になっても、今だに新入の学生が入ってくる。今週だけでも2人の新入生があった。全国一律の学力調査以降でも5人の新入生を迎えたことになる。人数もついに65人になってしまった。
なんでこんなに突っ込んくるのか?いい加減にしろと言いたかったが、そこは前向きに、「自分の授業が魅力あるから、希望者が殺到しているのだ」と考えることにした。しかし、これ以上は増えてもらっては困る。
この新入生に対しては、彼らだけ集めて補講することにした。これは授業を進める上で、やはり大切なことだと思う。
私は、「最低水準の学生の学力を引き上げれば、クラスのレベルは上がる」と考えている。
このことは社会全体を見る場合でも、同じことが言えると思う。たとえば日本の社会を見る場合、日本で一番遅れた部分の状態を観察すれば、その社会がかなりはっきり見えるようになる。これをいろいろな方面(いろいろな相・・たとえば経済面、文化面、政治面、民主主義の面)から観察する。先進部分に目を奪われていると、華やかな部分しか見えなくなる。そして最も悪いのは、見えている先進部分、それが現実だと思い込んでしまうようになる。
実際のところ、先進学生は、放っておいても勉強はする。中レベルの学生は、先進学生と一緒にしておけば、勉強する。ところが後進・レベルの低い連中は、放っておいたら、しだいに害悪を及ぼす。クラス全体に悪影響を及ぼす。
わが学生もまた然りである。
こうして観察していると不思議なことに気がついた。前の席に座っている学生は、概してよく学習をする。教師の云う事もよく聞いている。ところが、その同じ学生が後ろの座席に座ったとたん勉強しなくなる。この差は歴然としている。
この原因は、後ろの方は教師の声が届いていないのである。声は届いても腑に落ちていない。黒板の字が見えにくい。
こちらは出来る限り大きな声で、しかも教室中を走り回って、寝た子を覚ましながら進めてはいるが、多勢に無勢というところか。中には教科書に涎を垂らして熟睡している学生もいた。
この状態ではクラスを掌握できなくなるので、学校側に対処をお願いし、状況の改善に努めることにしようと考えている。

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